新卒のためのネットワーク応用-6

この講義もあくまで基礎であり、興味がある人は
自分自身で書籍やネットそのものから自学自習することを
推奨するものとします。

無線LANの認証について

無線LANには、いくつかの認証情報を実装出来ます。
PSK
"Pre-Shared Key"と呼称されるもので、家庭や小規模企業等で
見受けられる方式です。事前に設定しておいた20~63文字から
なるパスフレーズ(事前共有鍵)を用いるものです。
このパスフレーズの合致を確認すると、PMK(Pairwise Master Key)を
第一段階として生成し、続いてPTK(Pairwise Transient Key)を
第二段階として生成することで、セキュリティの向上を
実現します。
IEEE802.1x
特徴としてはWi-Fi APの中ではなく、認証をRADIUS
(Remote Authentication Dial In User Service)サーバで
実施することにあります。この認証の結果を受けて、
Wi-Fi APは通信を許可するかどうかを判断します。
Web認証
Wi-Fi APに接続しようとした際、特定のWebサイトに転送し、
そこでパスワードやIDを入力させることで認証する
仕組みです。公衆Wi-Fi等で用いられる方式です。
最近では企業などが来訪者向けに用いたりもしています。