新卒のためのネットワーク応用-1

この講義もあくまで基礎であり、興味がある人は
自分自身で書籍やネットそのものから自学自習することを
推奨するものとします。

インターネットの歴史

元は米国の軍事システムにルーツを持ち、日本では
1998年に商用利用が認められたインターネットですが、
その方式は技術の発展とともに歴史があります。

方式の進化

ダイヤルアップ
文字通り、電話回線を用いた接続方式。従量課金で
128kbpsという性能だった。また、サービス提供者側から
見れば、固定電話での通話と判別がつかないため、
接続料金の他に通話料金も請求された。
ADSL
電話回線を用いつつも、最大速度は下り50.5Mbps、
上り12.5Mbpsを実現する技術。ただし、基地局との
距離に比例してパフォーマンス低下が否めず、
通信が途切れるなどの症状も発生する。
CATV
ケーブルテレビ局が敷設したインフラで稼働する
インターネット接続方式。末端に降りてくるIPアドレスは
クラスA アドレスであることが多い。
ケーブルテレビ会社がインフラの維持をしている
関係上、利用料金が割高になる傾向がある。
なお、集合住宅等でまとめて導入などがしやすいため、
未だ現役となるケースも多い他、監視カメラなどにも
活用されている事例も多い。
FTTH
光ファイバーを用いた、現在主流の方式。
家庭向けでも企業向けでも、IP電話との抱き合わせが
多い他、末端でグローバルIPが割り当てられる。
(固定はもちろん、複数も対応可能)